最新のスポーツビジョン・トレーニングのご紹介

米国ではオプトメトリスト(検眼士)という国家資格が100年以上の歴史を持ち、視覚機能にかかわるさまざまな問題をオプトメトリストが扱っていること、また、スポーツ選手のビジョントレーニングの指導を行なっていることをご紹介しました。

オプトメトリスト制度は、米国から欧州へ、そして世界の国々に広まり、今では100ヶ国を超える国々に導入されています。米国に限らず欧州などでも多くのスポーツ選手がオプトメトリストによるビジョントレーニングを受けています。

 

その欧州のオプトメトリストの間で、その効果について今話題になっているのがシャッターゴーグルを使ったトレーニング方法です。シャッターゴーグルとは、レンズ部分の液晶を電気的にON/OFFすることで断続的に見えない部分をつくり、視覚情報を制限することで視覚機能を鍛えるメガネタイプのトレーニング機器です。

「百聞は一見にしかず」ですので、動画をご覧ください。

 

 

 

オランダのフィールドホッケーのトレーナー、Mr. Gijs Segers(73歳)は、25年間に渡って視覚トレーニングに携わってきたというヨーロッパでも珍しい実績を持っています。彼の従来のビジョントレーニングでは、向上率が2~3%でした。具体的には、眼球運動、ストリングを使った焦点移動、眼と手の協応動作などを組み合わせた3ヶ月のトレーニングプログラムです。視覚機能とフィールドテストの両方の測定を行ない、トレーニングのビフォー/アフターの測定結果を比較すると2~3%の向上率が普通だったのです。

 

ところが、2015年のオフシーズンにオランダ1部リーグ3チームで実施したテストでは、平均でほぼ10%の向上率が認められました。ビジョントレーニングにシャッターゴーグルを導入した結果です。実は、2014年のオフシーズンに1チームだけで行なったテストでも10%向上の結果が出たのですが、この時は何かの間違いだと考え、翌年もう一度3チームに増やし、念のため各チームのオプトメトリストの協力を得て本格的なテストを行なった結果でした。そのことが学会で発表され、欧州のオプトメトリストの間で凄い結果だと話題になったというわけです。以下にその内容をご紹介します。

 

 

フィールドホッケーから始まったシャッターゴーグルの導入は、今では、サッカー、野球、テニス、卓球、フェンシング、テコンドーなど様々な種目のスポーツに広がりつつあり、その様子を次の動画でご覧いただけます。

 

 

ビジョントレーニングを行うとパフォーマンスの向上につながることは良く知られていますが、視覚機能が10%アップするのは驚きですし、パフォーマンスも同じく10%アップするとは、さらに驚きです。

因みにこのシャッターゴーグルは日本製。日本でビジョントレーニングが広まるきっかけになるかもしれません。

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