コラム

2018.05.23

慢性的な睡眠不足は、覚醒状態の長短に関わらず、人の能力を低下させる【論文紹介】

原文:Chronic sleep curtailment, even without extended (>16-h) wakefulness, degrades human vigilance performance.
http://www.pnas.org/content/early/2018/05/15/1706694115

睡眠不足の人の能力が落ちる原因は、起きている時間が長すぎることか、睡眠不足そのものなのか、
どちらが引き起こすのかについて、研究成果を発表した論文です。

研究チームは、1日の長さを20時間にした生活を、被験者達に32日間過ごさせて実験を行い、睡眠不足そのものが能力低下の原因であると結論づけています。

「眠くない」「大丈夫」だと思っていても、計測を行うと、能力が明らかに落ちているため、
本人が感じている眠気とは関係なく、注意は散漫になり、反応が遅くなっている、と報告されており、
パフォーマンス維持のためには、睡眠時間の確保が重要であることを裏付けています。